2023.8 如来はいまします
明治大正時代に、浄土宗の僧として活躍された弁栄聖者の臨終の言葉は「如来はいまします。衆生はそれを知らない。弁栄は、そのことを知らせるためにやってきた・・・」とのことである。
世界的数学者として有名であった岡潔先生は、この弁栄聖者を尊敬していて弁栄聖者の言われた「この世界には、まず一大心霊という心があり、その一大心霊の心がこの世のすべてを創りだして、この世界を眺めて楽しんでいらっしゃる。その一大心霊と同じ心を人間にもお与えになって、人間もこの世界を眺めている」ということを言われた。
一大心霊は、この世界のドラマを眺めて楽しんでいらっしゃるのであろうが、人間の方は、この世界を生きることに、あたふたともがき苦しんでいるといったところであろうか。
ドラマや映画や小説の世界なら、人間も少しは、その世界を楽しむことができるであろうが、現実世界を楽しむことは、なかなかできない。
お釈迦様は、苦しみの原因は執着することだから、執着するなと言われたが、紀野一義先生は、苦しみは伴うかもしれないが、愛するものがあれば、とことん愛するという姿勢だった。
そして、紀野先生は、人生は肯定して(肯定、肯定、絶対肯定)して生きなければならないとおっしゃった。
法華経のことは、私にはよくはわからないが、法華経の神髄はこの絶対肯定であるともおっしゃった。
人間が苦しむのは、執着することが原因でもあるが、もう一つ大きな原因が、否定する心である。
どうしても、自分の現状や、他人や世界を否定してしまう。
確かに、これは苦しみであり、不安である。
人間少々、パァーな方がよい、馬鹿一直線、明るくさわやかに生きたいものである。
(紀野先生は、そんなことをおっしゃっていたなあ・・・)
そして真実を求めるような生き方をすれば、ドラマチックな出来事も起きようというものである。
それを楽しみたいなー。
一大心霊だけが、この世を楽しむのではなく、人間一人一人、誰もが、この世界を楽しむ力を秘めていると思うのである。
今は亡き、わが師(紀野一義先生)の教えです。
いかに生きていけばよいのか、わからなくなったときのよりどころとしています。
自誓
一、 心ひろびろと、さわやかに生きん。
一、真実をもとめてひとすじに生きん。
一、おおぜいの人々の幸せのために生きん。
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